就労継続支援 A型・B型

★ 就労継続支援とは?


就労継続支援とは、
障害や難病などの理由で
一般企業での就職が難しい方が
働き続けられるよう支援する福祉サービスです。

働く場を提供したり、就労に必要なスキルを
身につける訓練を行ったりします。

現在、以下の2種類のサービスがあります。

◆A型(雇用型)


事業所と雇用契約を結び、
最低賃金が支払われます。
比較的安定した勤務が可能です。

◆B型(非雇用型)


雇用契約は結ばず、
作業に応じて工賃が支払われます。
体調に合わせて柔軟に働けます。


*A型作業所、B型作業所については、
また別の記事でご紹介します。


★どんな人が利用できるの?


利用対象となるのは、以下のような方です。

・精神障害
・知的障害
・身体障害
・発達障害
 
などをもっている方で、
一般企業への就職が難しいが、
働く意欲がある方。

ハローワークや医師などから
就労支援の必要性を認められた方が対象です。

※ 市区町村の
「障害福祉サービス受給者証」が
必要になります。



★どんな仕事をするの?


事業所によって異なりますが、
以下のような作業をするところも。


・軽作業(袋詰め、シール貼りなど)
・パソコン業務(データ入力、デザインなど)
・農作業
・カフェ運営
・清掃業務 

など。


★利用までの流れ


1. 相談(市区町村や相談支援専門員に連絡)

2. 受給者証の申請

3. 事業所の見学・体験

4. 契約・利用開始



※ 利用料金は利用者本人の
 収入に応じて変わります。
 (例:月額0円〜数千円)




就労継続支援は、
「働きたいけど不安がある」
「今の自分に合った仕事を探したい」
という方の強い味方です。

焦らずゆっくりと、自分のペースで
少しずつ進んでいくのが良いと思います。

まずはかかりつけの医師、家族、支援員等に
相談するところから始めてみると
いいかもしれません。



文責 みき



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障害があっても
「働きたい」
「社会とつながっていたい」 


そんな気持ちを応援するのが
就労継続支援A型・B型の作業所です。


この2つ、どちらも「就労の機会を提供する」
福祉サービスですが契約の形態や支援の内容、
報酬のあり方が異なります。


◆ A型作業所(雇用型)とは?


【特徴】

・利用者と雇用契約を結ぶ
・最低賃金以上の給与が支払われる
・雇用保険や労災保険の対象になる場合もある
・就労時間や仕事内容は「一般企業に近い」


【向いている人】

・一定の勤務時間を守れる方
・将来的に一般就労(企業就職)を目指す方
・働く体力がある程度備わっている方


【仕事内容の例】

・商品の梱包・仕分け
・軽作業(検品、組み立てなど)
・事務補助
・接客業務(カフェ運営など)

など。


【メリット】

・給料がしっかり支払われる
・働くことで社会保障に繋がる可能性も
・就職のための実績や経験を積みやすい


【注意点】

・働ける体調やスキルが一定レベル必要
・雇用契約なので「出勤義務」がある



◆ B型作業所(非雇用型)とは?


【特徴】

・雇用契約を結ばない
・作業に応じた工賃(報酬)が支払われる
・働く日数や時間は体調に合わせて柔軟に調整




【向いている人】

・毎日働くのが難しい方
・体調や障害の影響で長時間労働が困難な方
・社会復帰に慣れるステップとして利用したい方


【仕事内容の例】

・軽作業(袋詰め、箱折り、シール貼りなど)
・農作業
・清掃
・手芸品作り

など。


【メリット】

・無理なく自分のペースで働ける
「働くリズム」を身につける訓練として最適
・人とのつながりができ、居場所となる


【注意点】

・工賃は地域や作業所によって差がある
(全国平均は月15,000円程度)
雇用ではないため、社会保険制度の対象外




◆ どちらを選べばいい?


・まずは「今の自分の体調・状況」に
 合っているかを確かめましょう。

・無理をせず「B型スタートしてA型へ移行」
 するケースも多くあります。

・ハローワークや相談支援員、
 市役所の障害福祉窓口などで、
 見学や相談をしてみましょう。


◆ 働き方、いろいろ


「働く」にはさまざまな形があります。
A型・B型作業所は、障害のある方が
自分のペースで社会と関わりながら、
自立を目指す大切な場です。

スモールステップで、
無理なく自分なりのやり方を
模索していければいいですね。



文責 みき



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