精神疾患の治療は、長期にわたり
継続的な通院や薬の服用が必要なことが多く、
医療費の負担が気になる方も多いのでは?



そんなときに活用できるのが
「自立支援医療(精神通院医療)」
という制度です。


★自立支援医療(精神通院医療)とは?

精神疾患などの治療で通院している方の
医療費の自己負担を原則1割に軽減する制度。
安心して治療を続けられるよう、
国が支援しています。

★こんな方が対象です

以下のような精神疾患・障害のある方が
対象になります。

・統合失調症
・うつ病・双極性障害
・不安障害・パニック障害
・発達障害(ADHD・ASDなど)
・適応障害
・PTSD(心的外傷後ストレス障害)
・アルコール・薬物依存症 

など


ポイント: 診断が出ていて、
医師のもとで通院治療を受けている
必要があります。
詳しくは医師にご相談ください。


★どんな医療が対象になるの?

・精神科・心療内科での診察代
・処方された薬の費用
・血液検査や心電図などの検査費用
・デイケアやカウンセリング
 (医師の指示がある場合)


 すべて「指定医療機関・指定薬局」での
 利用に限られます。




★自己負担はいくらになるの?

原則:医療費の1割負担

世帯の所得に応じて、
月ごとの上限額が決まっています。

例:
・無職や生活保護受給中 → 負担なし or 数百円
・年収200万円台 → 月5,000円程度が上限 など


★どうやって申請するの?

① 相談

お住まいの市区町村の福祉窓口
(障害福祉課など)に相談しましょう。

② 必要書類を準備

・自立支援医療診断書
 (指定の精神科医に書いてもらう)
・健康保険証のコピー
・所得を確認できる書類(マイナンバーなど)
・本人確認書類(マイナンバーカードなど)

③ 提出して審査

通常、申請から1か月〜2か月ほどで
「自立支援医療受給者証」と
「自己負担上限額管理表」が届きます。


★利用時の注意点

有効期限は1年間 で、 毎年更新が必要です。

病院や薬局は「指定医療機関」でないと
使えません。

転院・引っ越しなどがあった場合は、
都度届出が必要になります。







精神疾患は、
長期的な治療が必要なことが多い病気です。
だからこそ、医療費を気にせずに
治療を受けられる環境はとても大切です。

自立支援医療を使えば、
経済的な負担が軽くなり、
安心して治療を続けることができます。

まずは、かかりつけの医師や
お住まいの自治体の窓口に
相談してみてくださいね。


文責 みき




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