こんなとき、どうする?



友達や家族と話していて、
「本当はこう思っているのに、伝わらなかった」
ということはありませんか?




そんなとき、役に立つのが
「アサーティブ(アサーションともいう)」
という考え方です。

ちょっと聞きなれない言葉ですが、
簡単にいうと

「嘘のない自分の気持ちをストレートに
ただし優しく伝える」という意味。



ただ自分の言いたいことを言うだけではなくて
「相手も自分も大切にする伝え方」でもあります。




3つの話し方のタイプ



人の話し方には3つのタイプがあります。

1. がまんタイプ(パッシブ)
  「本当は嫌だけど、まあいいか」と
  自分の気持ちを言えない

2. 強めタイプ(アグレッシブ)
  「なんでそんなこと言うの?!」と
  強く言いすぎて、相手を傷つけてしまう

3. ちょうどいいタイプ(アサーティブ)
  1と2の中間で、自分にも相手にも
  優しい言い方

具体的にアサーティブってどんな感じ?


★ケース1 
「またスマホばっかり!」
親にスマホの使い過ぎを注意された

・言えないと… 
  「うん、わかった」
  →我慢してしまい、自分の不満が募ります

・きつく言うと… 
  「うるさい!余計なこと言わないで!」
  →相手が嫌な気持ちに

・アサーティブなら… 
  「うん、使いすぎていたかも。
  今は話し中だから、あと10分したらやめて
  宿題するね」
  →言い訳せず、自分の考えを冷静に
  伝えることで、両方納得しやすくなります。
  代案を出しているのも◎


★ケース2 
友達にプリントを毎回コピーしてと頼まれる

・言えないと… 
  「うん、いいよ」
  →心の中ではイライラ

・きつく言うと… 
  「自分でやれば?」
  →相手がムッとするかも?

・アサーティブなら… 
  「ごめんね、最近忙しくて時間がないんだ。
  次からは自分でコピーお願いできる?」
  →自分の言いたいことは優しく伝え、
  相手も受け入れやすくします。
  



こんなふうに、自分の気持ちを大事にしながら、
相手も傷つけない伝え方ができます。

では、どうしたらアサーティブな言い方に
なるんでしょうか?


②に続く


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 アサーティブについては、
前回の①で説明しています。

お時間があるときに
ゆっくり読んでいただけると嬉しいです。 




どうすればアサーティブになる? 

ポイント1 
   「私は~と思う」と話す
  →「あなたが悪い」ではなく、
  「私は、不安に感じた」と伝えると、
  相手も受け入れやすくなります 

ポイント2
  相手の気持ちを考える
   →「あの子も今、たいへんなのかな?」と
  少し想像を広げてみるだけで、
  言い方は優しくなります。
  相手も自分も、それぞれに
  理由があるのです。 

ポイント3
  落ち着いて、冷静に話す
  →「いつもムカつく!」ではなく、
  「私は、昨日の言い方は少しきつく感じた」
  と言えば、相手も納得しやすいです。
  トゲのない言葉で話すと、より伝わりやすく
  なります。 

ポイント4
  代案や希望を伝える
  →「NO」ではなく「いつならできるか」を
  伝えると、相手が受け入れやすくなります。 



おわりに 

アサーティブな話し方は、
「相手も自分も大切にするコミュニケーション」です。

「わかってほしい」と思うときこそ、
「どうすれば伝わるか?」を意識してみと
いいかもしれません。

まずは
「ありがとう」
「ごめんね」
「そう思ったんだ」といった
やさしい言葉がアサーティブの第一歩!


急ぐ必要はないと思います。
私も恥ずかしながら、勉強中。
ゆっくりゆっくり、伝えられるといいなぁと
感じています。


文責 みき



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最近、ちょっとしたことで
イラッとしてしまうこと、ありませんか?

上司の一言、
電車の中のマナー、
家族の言動…

「なんでそんなこと言うの?」って思うこと、
日常ではたくさんありますよね。

そんな“怒り”と上手につきあうための方法が
「アンガーマネジメント」です。

名前だけ聞いたことある人も多いかも。

今回は、アンガーマネジメントのコツを
少しだけご紹介します。




アンガーマネジメントってなに?



簡単に言うと、
「怒りに振り回されず、
うまくコントロールする方法」です。

「怒っちゃダメ!」じゃなくて、
「怒ってもOK。でも上手につきあおうね」
ってスタンス。


1970年代にアメリカで生まれた方法で、
今は日本でも企業の研修や学校教育に
取り入れられているようです。




怒りの正体、知ってる?



実は怒りって、“二次感情”なんです。
怒りのその前には、悲しさ、不安、疲れ…
みたいな別の気持ちがあることが多いんです。

たとえば、
「大切にされてない気がした」(一次感情)
→「なんかムカつく」(二次感情)って感じ。

大切にされていないと感じた悲しさが、
怒りにつながる、というわけです。


「イライラしてるな~」と思ったとき、
「本当は何が悲しかったんだろう?」って
考えるだけで、ちょっと冷静になれたりします。

また、怒りの本当の大もとを知れば、

違う解決方法が見えてくることもあります。



どうしたら実践できるの?



まずおすすめなのが「6秒ルール」。
怒りのピークは、たった6秒と言われています。

つまり、この6秒をやり過ごせれば、
衝動的な言動を防げるかもしれません。



やり方はシンプル。
・深呼吸する
・ゆっくり心の中で6つ数える
・その場をちょっと離れてみる


たとえばこんなとき。
仕事中、後輩がまた同じミスをしてきて
「え、また?」と思ったとき。

すぐに注意したくなるけど、
そこをグッとこらえて深呼吸。

「このミス、なんで繰り返しちゃうんだろう?」

少し落ち着いてから話すと、
相手も素直に聞いてくれたりします。



もうひとつ大事なのが
「自分の“べき”に気づくこと」。

「時間は守るべき」
「謝るべき」

そんな“べき”っていう
自分ルールが裏切られると、

イラッとしやすいんですよね。

これもよくある例。

友だちが集合時間に15分遅れてきたとき。
「遅刻なんてありえない!」
イラっとしてしまったら。



「あの子は時間にルーズなタイプなんだな」
「私にとっては時間は大事だけど、
全員が同じ考えを持ってるわけじゃないかも」


と考えると、ちょっとだけ
気持ちが落ち着いたりします。


自分のほうが正しい!と思ったときこそ
ひと息つくのがコツだったりすることも。



怒りとうまくつきあえば、
もっとラクに生きられる



アンガーマネジメントは
特別なことじゃありません。

自分の感情に気づいて、
ちょっと立ち止まるだけ。

それだけで、人間関係も毎日のストレスも
グッと楽になります。


まずは「ムッとしたときに6秒待つ」から
はじめてみませんか?


文責 みき




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