母と並んで先生の前に座り、
冊子を見ながら「統合失調症」の説明を受ける。
・脳機能の障害であること
・陽性反応と陰性反応のこと
・前兆期→急性期→休息期→回復期を繰り返し、
進行するということ
・病気が進めば、作業効率が落ちる機能障害が
残るかもしれないということ
それから、
・治る病気だということ
・家庭環境や育て方のせいで
病気になったのではないこと
※2025.5注)環境ストレスも要因であるという説もありますが、私はこう説明を受けました。
などなど。
説明を聞く母の顔は見られなかった。
心の中は罪悪感でいっぱい。
だから、治る病気と聞いて母がホッとしたのか、
それとも残るかもしれない機能障害に
落ち込んだのかはわからない。
帰りに美味しいものを
食べていこうという母に付き合い、
食事をしたりおしゃべりをしたりしたのだが、
帰って家のトイレに入って一人になった途端、
私も我慢ができなくなった。
なんだか、逃げ道をふさがれてしまった気分だ。
ウツと診断された時は特に受けなかった衝撃が、
頭の上からザッパーンと振ってきた感じ。
声を押し殺してひとりで泣いた。
本当に、治るんだろうか?
再発しないんだろうか?
母や父や弟妹に、
この病気で迷惑かけたりしないだろうか。
いずれはと思っていた自活も、
さらに遠のいた気がする。
父や弟は、にっこり笑って
プラス思考でいれば大丈夫という
(精神病に対する知識がゼロに近い)。
そのしわ寄せはすべて母にかかってしまい、
今まで以上の苦労をかけてしまうかもしれない。
正直、きつかった。
けど、衝撃でグラグラになってる頭で考えても、
きっといい答えなんかでやしないよね。
しばらくはできることからやろう。
家族に安心してもらえて、自分も楽。
これが私の理想なんだから。
今はできないことは考えない。
いや考えちゃうけど、呪文みたいに唱えてれば
そのうち考えなくなるかもしれないし。
私は私のペースで。
できることから少しずつがんばろう。
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